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努力から楽しむ人に!孔子の名言から学ぶ仕事を楽しむためのマインドセット

2021.08.28

「努力している人は、楽しんでいる人に勝てない」

こちらは、大昔にいた中国の思想家、哲学家の孔子が発した格言でもあります。

人間は、目標達成のため時に努力する生き物です。

そのため、目の前に大きな目標が立ちはだかると、死に物狂いで努力する人もいるのではないでしょうか。

努力は生きる上でとても大事なことです。

しかし、それで「楽しんでいる人に勝てるのか?」となれば話は変わります。

なぜ努力している人は、楽しんでいる人に勝てないのでしょうか?

本記事では、社会人が勘違いしがちな誤った努力と、あなたが今後仕事を楽しむための情報を伝授できればと思います。

努力している人が楽しんでいる人に勝てない理由とは?

人は努力するとき、色々な考えの元、行っているでしょう。

しかし、努力という言葉だけに囚われると、思わぬ落とし穴にハマってしまいがちです。

それが結果として、孔子の格言にも繋がります。

では、努力に囚われている人と楽しんでいる人の何が違うのかを見てみましょう。

努力に囚われている人の例

努力に囚われている人は、努力の仕方を間違えている傾向にあります。

テスト勉強を例に解説しましょう。

テスト勉強を行うとき、テキストを読んだり問題集を解いたりして勉強されることでしょう。

ただ、この時努力だけに囚われると、ひたすらテストの範囲全体を勉強しようとします。

もちろん、テストの範囲を網羅することは大事です。

しかし、全体を勉強すると、どうしても無駄な部分まで勉強しがちです。

例えば、教科書に書いてある文章を一言一句覚えようとするイメージですね。

全体を勉強することに時間を割きすぎて、余分な勉強まで行ってしまうのです。

その結果、重要なポイントを十分に勉強することができず、思うような結果が出せないケースも珍しくはありません。

よく「あんなに勉強したのに70点しか取れなかった」と言っている人も、もしかすると勉強のやり方を間違えていた可能性が高いです。

もちろん、全員が同じとは限りませんが、筆者の知人で似た経験をされていた人がいましたのでお話させていただきました。

楽しんでいる人の例

これに対して、楽しんでいる人というのは、また違ったやり方で目標を達成したり作業に取り組んだりします。

例えば、勉強するときでも闇雲にテキストを読むのではなく、重要なポイントをマスターするために時間を割こうとします。

その結果、テストでも高得点を獲得することができます。

ただ、こう聞くと「楽しんでいるというより、ただ勉強上手なのでは?」と思われるでしょう。

しかし、楽しんでいる人というのは、楽しいからこそ考え方が広くなります。

もっと楽しむためには、どうすればいいか?」、「〇〇をこうすれば、さらにやりやすくなるのでは?」など、その先の楽しさを求めてより深みのある試行錯誤を行います。

これにより、勉強や仕事、趣味など、幅広い分野で結果を残せるのです。

双方の違いを今一度まとめますと・・

努力に囚われている人=頑張ることを意識しているものの、結果を出すためのやり方を理解できていない
楽しんでいる人=楽しいから、いかにそれを上手く突破しようか考えている

これを仕事に置き換えても同じで、現在努力に囚われている人は、今後は楽しむことにシフトしていく必要があります。

仕事を楽しめるようにするには?3つの方法を解説

楽しむのが大事であることはご理解いただけたでしょう。

しかし、いざ楽しむといっても「どう楽しめばいいの?」となりますよね。

というのも、仕事を楽しめていない人の大半は、「仕事をやらないといけない」という義務感に囚われているからです。

この義務感が原因で、努力することだけに目が行ってしまいます。

そのため、仕事を楽しむには義務感を取っ払うことが重要です。

本段落では、義務感という呪縛から解放されることを意識して、3つの方法を紹介いたします。

「仕事が辛い=甘え」は大きな間違い

「仕事が辛い=甘え」という言葉をよく耳にするかと思います。

実際、この言葉を聞いたのがきっかけで、仕事に対する義務感を抱いている人も多いのではないでしょうか。

しかし、その考えは大きな間違いです。

辛いものを辛いと感じるのは当たり前ですし、それを甘えだなんていうのは少々無理があります。

ですから、仕事を辛いと感じても甘えなどとは思わずに、もっとリラックスしましょう。

次の項目でも解説しますが、どうしても耐えられない場合は、今の職場を辞めたって大丈夫です。

選択肢は1つとは限らない

先ほどの内容に続きますが、今の職場で無理やり頑張っている人は、思い切って職場を変えるのもいいでしょう。

仕事を頑張っている人ほど、「今の職場を辞めると次はない」と考えがちです。

ですが、選択肢は何も1つとは限りません。

会社はごまんとあります。

今の職場が合わなかったら、また次を探せばいいのです。

探していく内に、きっと自分に合う職場が見つかるでしょう。

「辞めるという選択肢がある」と考えておけば、気持ちが楽になって義務感からも開放されやすくなります。

ただ、いきなり今の職場を辞めるとはいっても、少々気が引けるでしょう。

そこで、おすすめなのがキャリアの棚卸しを行うことです。

キャリアの棚卸しとは、仕事で「自分がこれまで何をやってきたのか?」を時系列で洗い出すことです。

キャリアの棚卸しを行うことで、自分の強みや弱みを理解でき、今後の転職活動に活かすことができます。

詳しくは下記ページにまとめていますので、よろしければ一度ご覧になってみてください。

キャリアの棚卸しをどう考える?その重要性とやり方を解説します

人脈を増やしてみる

普段人と関わる機会が少ない方は、人脈を広げてみるのもいいでしょう。

人脈が広がると、色々な人の価値観を知ることができます。

例えば、「Aさんな〇〇な考えで、Bさんは△△な考え」といった感じでしょうか。

中には自分が思ってもいなかったような考えを聞くことができて、視野を広げられます。

そのため、仕事に対する考えも大きく変わるかもしれません。

何より人と交流するきっかけが増えて、プライベートの充実化にも繋がります。

人脈を増やすと聞くと少々難しいイメージがありますが、最近では名刺交換会や交流会を通じて気軽に様々な業界の人と出会うことができます。

いずれも参加費はそんなに高くないので、休日を利用して参加されてはいかがでしょうか。

楽しんでいる人は無限の可能性を秘めている!

突然ですが、あなたは日本ソフトボール女子の年収をご存知でしょうか?

日本ソフトボールといえば、2021年に行われた東京オリンピックにて金メダルを獲得したことでも有名です。

金メダルを獲得したぐらいなので、年収もさぞ高いのでは?と思われるでしょう。

しかし、日本ソフトボール女子の年収は、大体300万円~500万円程度と言われています。

この年収はサラリーマンと同じぐらいなのですが、中には「オリンピックに出るほどなのにこれだけ?」と思われた人もいるのではないでしょうか。

ですが、サラリーマンの平均年収と同じぐらいでも、彼女達は毎日努力し続けています。

年収関係なくここまでソフトボールに打ち込めるのは、他でもなくソフトボールを楽しんでいるからではないでしょうか。

ソフトボール女子が金メダルを獲得したように、楽しんでいる人達というのは無限の可能性を秘めています。

金メダルとまでは言いませんが、あなたも「楽しんでいる人」になることで、今とは違った世界が見られるかもしれません。

そのため、本記事を機に、これからはただ努力するのではなく、楽しむことに重点を置いてはいかがでしょうか?