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まさに老害?シニア社員にあるある7つの特徴と対処法6選!

2021.03.02

高齢者社会に伴う再雇用制度の導入で、高齢者の方が活躍する機会が増えています。

しかし、活躍の場に乗っかかり、現役社員を困らせるシニア社員も少なくはありません。

こういった人達は、まさに「老害」そのものです。

その人の性格がただ悪いだけならまだしも、他の社員に迷惑が被る以上、見過ごすわけにはいきません。

そこで本記事では、老害社員の対策に向けて特徴と対処法をまとめました。

まさに老害?シニア社員にあるある7つの特徴

シニア社員の老害化を阻止するためには、まずは特徴から理解していきましょう。

本段落では、7つの特徴をまとめました。

自分の知識や経験に頼って我流を貫き通す

シニアの方は社会人歴が長いだけあって、知識や経験の実力は本物です。

しかし、豊富すぎるがあまり、自分の考えが絶対だと思い込み、他人の意見を聞き入れようとしません。

また、自分の考えを押し付ける傾向にあります。

経験ある人の意見を取り入れることは、確かに大事なことかもしれません。

ですが、全ての意見が合っているとは限らないですし、特に老害の方は昔の考えに囚われがちです。

例えば、「自分が若手の頃は〇〇だった。だから、今もそのやり方が正しい」といった感じでしょうか。

1つの意見として言うならよいかもしれませんが、他人に押し付けては老害と言われてもやむを得ないでしょう。

気が短い、すぐに怒る

老害と言われるシニア社員は、怒りっぽいところがあります。

これは先ほど解説した「知識や経験が豊富」と共通しており、シニアの方は経験が豊富な分、自分に強い自信を持っています。

自信を持っているから、例えば年下の人に指摘や注意を受けると、自分のプライドが傷付けられたと感じます。

そのため、すぐに怒るのです。

酷いときは、激しく怒鳴ることもあります。

この手のシニアは、お店で店員さんに怒鳴っているような人物像と同じと言っても過言ではありません。

 

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自分が偉くて当たり前の存在だと思っている

日本では現在でも年功序列の風潮が強いため、「年寄りは偉い存在」と思っているシニア社員がいます。

例えば、「自分は尊敬されて当たり前」、「年下は年上を労わるのが礼儀」といったイメージでしょうか。

年上に敬意を抱くという考えは、何らおかしいことではありません。

しかし、本当に尊敬される人は、自分から「尊敬されて当たり前」なんて考えは持ちません。

こうした傲慢な考えをお持ちの人は、尊敬されるどころか老害と思われるでしょう。

否定的な態度が多い

老害と言われるシニア社員の特徴の1つに「否定的な態度が多い」が挙げられます。

「こんなのやるだけ無駄」、「これだから若者は」、「会社には会社のルールがある」など、とにかく否定をする人ですね。

 

このように、否定をする理由は大まかに2つ挙げられます。

1つ目は、知識や経験が豊富すぎるがために生じる過剰な自信です。

先ほどから触れている通り、老害社員の中には自分の実力に絶対的な自信を持っている人もいます。

そのため、自分の考えが正しいとばかり思い込んでしまい、否定に入ります。

2つ目は、環境の変化です。

長期期間同じ職場に働いていると、今の環境を変えたくないと考えます。

これは何かあったときに、年配である自分が責任を取りたくないからという気持ちもあります。

こうした心情から、誰かに意見されてもすぐ否定から入ってしまうのです。

年齢を口実に仕事を選ぶ

人は年齢を重ねることで、体力や気力が衰えます。

そのため、大変な作業を言い渡されると「自分はあの仕事はやりたくない」など、年齢を口実に逃げるシニア社員もいます。

普段は「年配者が偉い」と言っているくせに、いざ面倒な事になると逃げる人は老害以外の何物でもありません。

 

給与を口実に仕事の手を抜く

一般的にシニアの給与は、現役社員に比べて少なめです。

そのためか給与を理由に、仕事の手を抜くシニア社員もいます。

その人が手を抜いた分、他の社員に負担が行き渡ってしまいます。

こうした人は、会社からすれば老害のいいところではないでしょうか。

 

やる気のない会社員のイラスト

自慢話が多い

シニアの方は、若い頃の輝かしい経歴を自慢したくなりがちです。

ついつい毎日のように、自慢話をする人も少なくはありません。

例えば、「自分は昔、こんな豪快な人間だった」、「自分は多くの人から敬われていた」や、「一晩でウン十万もの接待を連日受けたことがある」、「著名人と同じゴルフ場の会員(メンバー)だった」といったイメージです。

自慢そのものが悪いわけではないですが、頻度に話されると大半の人は「鬱陶しい」と感じます。

対策必須!老害化したシニア社員を放置することで起きる悲劇

ここまでの内容をご覧になり、社内で老害に該当する人はいましたか?

もし、老害と化したシニア社員がいる場合、早急な対策が求められます。

なぜなら、老害社員の存在は企業の衰退に繋がる恐れがあるからです。

代表例として、先ほどの「否定的な態度が多い」で解説した「環境を変えたくない」が挙げられます。

環境の変化を理由に現状維持だけに拘っているようでは、事業の発展は望めません。

いくら現役社員が変えようとしても、老害社員が「これは駄目。やる必要なんてない」と否定したら、それまでです。

この様子を黙認したままだと、事業の発展に大きな支障が生じ、やがて企業の衰退に繋がるでしょう。

他にも老害社員の言動がきっかけで、若手社員の退職が増加することも起こりかねません。

会社の未来を支えていくべき若者が居なくなっては、企業は衰退の一途をたどります。

こうしたことが起きないためにも、後述する内容を参考に老害社員の対策に努めていきましょう。

老害シニア社員への対処法6選!

老害の特徴には色々なパターンがありますが、状況に応じた対処法が求められます。

本段落では、具体的に6つの方法をまとめました。

不満を抱えている可能性も?定期的に面談を行う

シニア社員が老害になってしまったのには、何か背景があるかもしれません。

例えば、「いじめっ子がいじめっ子になった理由は、家族に嫌がらせを受けていたから」と同じようなイメージです。

自分自身不満を抱えているから、言動や態度に表れている可能性が高いです。

そのため、定期的に面談を行い、その人の悩みを聞き出してあげれば、いい方向に改善できるでしょう。

コミュニケーションを取れる機会を設ける

自慢話や若手社員への口出しが多い人は、嫌がらせをしたいからではなく、純粋に自分の話を聞いてほしいという思いがあるのかもしれません。

特に若い人が多いと考え方の違いから、どうコミュニケーションを取ったらいいのか悩む傾向にあります。

そのため、自慢話や口出しで自分の存在をアピールしがちです。

こうした問題を解消するには、飲み会やレクリエーションなど、定期的に社員間でコミュニケーションを取る機会を設けてあげるとよいでしょう。

コミュニケーション不足が解消されれば、職場での問題行動も緩和されるかもしれません。

仕事内容や能力に見合った給与を支払う

老害と言われる特徴の1つに「給与を口実に仕事の手を抜く」がありました。

しかし、中には「現役時代と仕事内容が変わらないのに給与が減った」という事例もあります。

お金が全てとは言いませんが、給与を減らされてはモチベーションが下がるのも無理はないでしょう。

そのため、「再雇用だから」と給与を決めるのではなく、仕事内容や能力に見合った給与を支払うことが求められます。

特にノルマや責任のある仕事を任せる場合は、評価に応じて報酬が上がる評価制度を活用するのもよいでしょう。

シニアのやりがいを見出せる業務を与える

仕事を真面目に取り組まない老害社員の中には、やりがいを感じられていないことがあります。

やりがいを感じられないとモチベーションが低下し、業務怠慢に繋がります。

そのため、業務怠慢が目立つシニア社員には、やりがいを感じられるような業務を与えてあげましょう。

例えば、人脈を活用した業務を与えてみるのはいかがでしょうか?

シニアの人は長年生きてきた分、若い人よりも人脈が広いです。

人脈を活用することで新たな繋がりが生まれて、新たな事業を展開できる可能性があります。

そうすれば、シニア社員の活躍と会社の発展の両方が達成できて、まさにwinwinではないでしょうか。

このように、シニアに合った業務を与えることで、シニアの人も仕事のやりがいを見出すことができます。

また、結果として仕事にも真面目に取り組んでくれるでしょう。

新人社員を育てるつもりで!コーチングを行う

「開発部門から営業部門」といった感じに、再雇用を機に部署異動となるシニア社員も多いのではないでしょうか。

会社側からすれば「シニアの人は経験豊富だから大丈夫」と思いがちでしょう。

しかし、業務内容が異なると、培ったスキルを活かすのが難しくなり、中々仕事に馴染めません。

その結果、仕事に対するモチベーションが低下し、面倒な仕事はすぐ現役社員に放り投げてしまうのです。

こうした事態を避けるためには、シニアだからと過大評価せず、新人社員を育てるつもりでコーチングする必要があります。

はたまたコーチングしても上手くいかない場合は、現役時代の部署に戻したり類似の職種に異動させたりなど、その人が満足する方向に導いてあげましょう。

勉強会や研修に参加させて本人の意識改革を促す

老害社員の中には、自分が老害と言われるような行動を取っている自覚を持っていない人もいます。

はたまた自覚があったとしても、昔の考え方に囚われて現在でも貫き通そうとします。

現在のハラスメントやコンプライアンス事情を理解してもらうためには、勉強会や研修を通じて丁寧に指導したほうがいいでしょう。

本人に自覚を持たせ、意識改革を促すことが大事です。

 

 

まとめ

普段から老害社員と向き合っていると、やはり疎ましく感じるでしょう。

しかし、ただ疎ましく思うだけでは、中々良い方向には進めません。

老害社員を尊敬されるシニア社員にするためには、老害と化した背景を理解し、それに見合った対処が必要です。

現役社員とシニア社員の双方が満足できる環境にするためにも、今回お話した内容がお役に立てば幸いです。